REAR SPROCKET
アルミスプロケットに必要な性能を“精度、強度、耐摩耗性”ととらえ、それぞれに最適かつ最高水準の加工技術、材料、表面処理方法を採用。アルミスプロケットの常識や概念をくつがえすクオリティとパフォーマンスを約束します。
特注部材による“強度”
アイエスエーは特注の部材を使用しています。
部材の種類は“A7075-T6”、別名“超々ジュラルミン”と呼ばれるこの部材は、アルミスプロケットでは一般的なものです。しかしアイエスエーはさらに一歩踏み込み、素材メーカーの協力を得て通常のラインナップにはない厚みのフラットな特注の部材を使用しています。
なぜ、特注なのか?
切削加工には必ずゆがみの可能性があります。部材の厚みをスプロケットに最適な厚みにすることで切削量を減らし、加工時のゆがみの可能性を極力そぎ落としています。それが加工時間の短縮と材料の無駄を減らすことにつながり、高品質とリーズナブルな価格を実現しています。
測定限界に迫る“高精度”
アイエスエーは独自の同芯加工で真円に限りなく近い回転を実現しています。
スプロケットにおけるマシニング加工においてアイエスエーが最も重要ととらえているのは、センター穴とボルト穴の位置と穴径です。円周の歯形がどんなに精密でも取り付け部分がズレて、かたよって回転すれば意味がありません。
チェーン調整の際、遊びが不均衡な場合、スプロケットの偏芯が原因のケースがあります。アイエスエーは切削工程を連続させることで、個々の加工精度だけでなく、それらの相互間の寸法精度を飛躍的に高めています。合わせてセンター穴とボルト穴の公差を極限まで小さくし、真円度を測定限界に迫るレベルまで高めています。
高速で回転するスプロケットをいかにズレなく真円で回すこと。この当たり前のことを追求しつつ、美しいデザインにもこだわっています。
アルミスプロケットの常識をくつがえす“耐摩耗性”
アイエスエーのアルミスプロケットは数あるブランド製品と比べ圧倒的な耐摩耗性を実現しています。
それは精度の高さと合わせて表面処理(硬質アルマイト)が決め手です。アイエスエーが採用するダイアノ処理とは、“ダイアモンド”のように固い“アルマイト”という意味で創った造語。航空産業や軍需産業や航空機関連の規格をクリアし、一般的なアルマイトと比べ20倍の硬度を持ちます。50ミクロン厚の被膜が耐摩耗性を飛躍的に高め、さらに摩擦係数が非常に低く“滑りが良い”という特徴を併せ持ちます。アルミなのに持ちの良くフリクションロスが低いスプロケットです。
また、オフロード用には“泥はけ溝”を追加加工。おもに泥の噛みこみ防止や排出を狙っています。
特にマディ時のチェーン外れや、過度のチェーン張りなどのトラブル低減に効果的です。